『銀河系大戦史』『猫屋版・銀英伝』に関する談話室
猫屋さんの本番は、年末ですものね…(^-^;)
シューペア、続きが!!!ふふふふふふふ…
でも、モニター横文字ヨコ読みは、なんだか目が辛いです〜〜〜〜(汗)
今から読みます。
抽選漏れしました。
(^_^;)
趣味が理由の手術には保険が効かないからダメ。
クオリティに関してはともかく……猫屋の執筆速度の秘密。
肘の酷使。
いつかreconstructive elbow surgery(sp?) を受ける羽目に陥るかも。
某ページ、楽しみにしています。
何か、めちゃくちゃに濃いですな。最近の話題。
これは Yes and Noではないでしょうか。つまり、ラインハルトによる宇宙統一の覇
経済が政治を動かし、政治が軍事を左右するという原則に鑑みれば、ラインハルト
の覇業が政治・経済面での統一をいきなりもたらしたと見るには無理があります。
三国体制と三国間の継続的な戦争状態のもたらす既得権益にしがみつく既製の政治
・経済・軍事のトリニティに対しての不満勢力が、ラインハルトという軍事的天才
を触媒にして巨大なクーデターを起こしたというのが、銀英伝の歴史的な背景なの
でしょう。
> 従って、ローエングラム朝の歴史的意義とは――「通信、交通機能の向上によ
> って形成された汎銀河市場の実体に対応する統一政体を確立した、いわば歴史
> の「最適化」にあった」というところで、どうでしょう?>猫屋さん(^-^)
言葉を変えればそうだと思います。
猫屋の好きな言葉に照らせば、現状維持を望む既製勢力と、宇宙の統一を望む反主
流派とも呼ぶべき勢力と、そしてラインハルトを中心とする軍事的に天才的な能力
を持った軍人達の集団、これらが自分たちの望む方向へ『歴史』なる馬車を誘導し
ようとせめぎ合った結果、ローエングラム王朝とバーラト自治政府の共存という思
いもかけなかった街道へ、歴史を導いていったのだ、と。
あまり文脈も通っていませんが、義忠氏の考察をこのように受け止めたしだいです。
・すでに自由惑星同盟市民が彼ら自身の政体に絶望していたこと。
しかしながら、200年余りにわたって慢性的な戦争を続け、経済と社会の最良のリソー
スを破壊行為にのみ吸収される一方で、アムリッツァ作戦などのようなほとんど破
滅的な軍事的冒険を不純な政治目的のために実行する。その一方で、首都星系のバー
ラトとそれ以外の辺境星系の経済格差が埋められない。社会のインフラストラクチ
ャは老朽化し、改善の見込みが見られないなど、閉塞感に苛まれた市民が、自らの
地道な努力ではなくて救世主を求める考えに走っていたことは考えられないでもな
いでしょう。それが、ラインハルトの覇業を大きく救けたとしてもさして無理はな
いのかも知れないと考えます。
ただし、わたしは、自由惑星同盟の社会描写に対して、田中芳樹氏の日本社会の現
状への強い批判とそれによる一種のバイアスを感じずにはいられません。日本は1945
年の無条件降伏以降の状況に見られるように、昨日までの『軍の命令』をただちに
『SCAPの命令』で置き換える柔軟さ…言い換えれば、それまでの社会体制への無節
操さ…を見せています。1945年の日本は『古い歴史を持つ民主主義国家』ではあり
ませんでした。田中芳樹氏は『それから50年や60年経っても、日本の本質は変わら
ない』という意見を持ち、それを神々の黄昏作戦での自由惑星同盟の微弱な抵抗に
反映させていたのではないか、そんな勝手な意見を持っています。
神々の黄昏作戦で自由惑星同盟側の抵抗は絶望的なほどに貧弱ですが、これにはい
<<続く>>