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皇姉殿下、万歳!
Hof, Schwester von Keiser!
発行:2023年 12月30日
コミックマーケット103
頒価:700円(予定)
やりたかったことというか、今回のモチーフというか、執筆動機など
(1) 最初は、コルネリアス一世の大親征の裏側
・ 原作には、コルネリアス一世があと一歩のところで自由惑星同盟軍を壊滅させ、降伏させるところだった、とある。その理由は、さらっと、帝都でクーデターが起きて、やむなく軍を返さざるを得なかった、とだけ。単純に読めば、同盟征服にだけ夢中になっていたコルネリアス一世が、留守の守りをおろそかにしていた、との理解になる。別に、それでもかまわないが、誰がクーデターの首謀者になったのだろうか、というところ。ヘルベルト大公、とも考えられるが、百日帝の暗殺で主犯とされているし、それでさらに三〇年近く後に、まだ反乱を起こせるだけの勢力を遺していたのか、と疑問。

・ そして、自由惑星同盟側。リン・パオとトパロウルはダゴンの時に、まだ30歳代。コルネリアス一世の大親征の時でも、まだ60歳前後だったはず。なぜ、同盟軍が『2度にわたって撃砕される』のを傍観していたのか。あるいは、もう早くに亡くなっていたとも考えられるし、原作には『不遇だった』という記述もあるので、同盟軍が『撃砕』されている時点では閑職のままだったか、あるいは既に退役させられていたのかもしれない、と。でも、危急存亡に瀕してまで、同盟政府は彼らの助けを求めなかったのだろうか、との疑問。

(2) 同時に、これまでどうしても書けなかったキルヒアイスとアンネローゼの結婚式の次第
・ 『亡命者たちの明日』でキルヒアイスがヤンを『婚姻の正式発表と、それに伴う晩餐会への招待』をしている。『婚約者たちの明日』ではアイゼナッハ元帥夫人パトリツィアが婚姻の儀式に際しての『アンネローゼの付き人』に任じられている。『伝説の落日』では新帝国暦三年一〇月一日に二人が婚姻の式を挙げ、その場でアンネローゼがキルヒアイス大公妃になるにあたっての決意表明をしている……と周辺状況を延々と書いてきたが、肝心の『婚姻の式典(要するに結婚式)』をちゃんと書けていない、との不満。
構成
猫屋真 - pixiv)プロローグ〜エーリヒ二世記念棟まで掲載
  • プロローグ
  • エーリヒ二世記念棟
  • ヤン家の晩餐にて
  • 帝国大公執務室
  • ダゴンの残映
  • 婚姻の日

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