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副官君物語、妄想段階メモ。

【背景】
□ 表向き古ゲルマン系の風習を装いつつも、非・古ゲルマン系の言語・文化・氏名を伝える人々は、帝国の辺境宙域に生き延び続ける。ラストエンテ星系も、そうした人々が集団で移り住んだ星系である。銀河連邦が銀河帝国に変貌し、市民が臣民となって古ゲルマン風の名前に改名していく中で、あくまで旧時代の氏名に拘ったがために、第二代皇帝時代に弾圧を受け、反発し、さらに弾圧を受けるが、なお旧時代の氏名を受け継ぎ続ける。多くの貴族の領地を点々とされ、都度、苛政に苦しんだ過去を持つ。

□ ところで、彼らの存在は決して秘密ではなく、比較的公然と知られている。『赤鼻ルドルフ』のように反帝国と受け取られない限りは、大目に見られている。ただし、公然・非公然の差別は受ける。その一方で、もともと同盟系と同じ系統の言語をそのまま遺していることもあって、対同盟の諜報にも便利に使われた経緯がある。

□ ラストエンテ星系の場合、豊かな鉱業・農業生産能力を誇りながら、隣接する帝国貴族領の経済的支配を受ける形となり、彼らが生み出す富を自らのものにして自分たちが豊かになるのが難しい状態にある。

【メイン・キャラクター(予定)】
例によって、オリジナル・キャラクターが、舞台回しとなって銀英伝裏ページの物語を進める形とする予定。

■ ミハエル・マルティン・ユリアン・マルセロ・タウゼントシュタイン
中尉。
帝国暦487年現在で23歳。
ラントエンテ星系の学校から17歳の時に士官学校に入学。21歳で士官学校を次席で卒業し、少尉に任官。憲兵隊総監部付き将官の副官を2年近く務め、有能さを評価されたが……帝都で連続した女性誘拐殺人事件操作で、憲兵隊から捜査応援にかり出される。……後にカストロプ動乱鎮圧部隊を指揮するキルヒアイス少将の副官となる。

■ ウルシュラ・プレーツェン・ザーネヘルシュテラー
赤毛(と言っても、どちらかと言えば金褐色に近く、にんじん色というわけではない)のゆるいウェーブヘア、浅い小麦色の肌にそばかす多め。青みの強い緑色の吃驚するくらい大きな目。ラントエンテ出身。愛称はウジー。
ブラントミュラー・ケーキ店で15歳の時から修行中。本人はまだ自称四分の三人前。ただし、もう修行も三年目で腕はかなりのもの。店のオーナーは、もうそろそろ一人前(同時期に修行に入った中ではまずまずナンバーワン)だと認めているらしい。ミハエルの5歳年下だが、ラントエンテ時代での面識はない。
店の品物の配達途中、帝都在住の大貴族のどら息子に拉致され、危うく○○されそうになるが……
帝国暦487年現在で18歳。

■ マリア・アントニア・フォン・ロートリンゲン
毎度、お馴染みのロートリンゲン伯爵夫人。ミハエルとウジーの出身地ラストエンテが、かつてのロートリンゲン伯爵家の領地だったことから二人の庇護者となる。マリーンドルフ伯爵家の縁戚。

■ ヨハン・タウゼントシュタイン
ラストエンテ星系の『独立派』リーダー。ミハエルの親戚にあたる。

■ ミハエル・シュタインウンターブレッヒャー
ラストエンテ星系の『宥和派』指導者。ウジーのラストエンテ星系での後見人/相談役。

■ マルク・ザーネヘルシュテラー
ウジーの父。

■ ブリギッタ・ザーネヘルシュテラー
ウジーの母。

■ レオ&テオ・ザーネヘルシュテラー
ウジーの二人の弟。それぞれ15歳と12歳。

■ ヘンリエッタ・ネーベンフラス
ラストエンテの『独立派』領袖。

■ リヒター・フェルト
ラストエンテの『独立派』領袖。

■ シュテファン・オストザイデ
ラストエンテの『独立派』領袖。『オストザイデ老』とも呼ばれる。

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